試作あれこれ*その2
こんにちは☆
フレンチアンティークスタイルなバッグ Orange Pekoe(オレンジペコ)です。^^
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試作あれこれ*その2
今日は昨日の続き。
今やっている試作についてのお話しです。
前回はこちら↓
【持ち手縫い】
がま口バッグの持ち手をミシンで縫えないかテスト中。
今は全て手縫いなんですけど、これがなかなかの作業量でどうしても制作ペースが落ちてしまうんですよね〜。
『がま口バッグを作る』とひとことで言ってもたくさんの工程があります。
・布の裁断 ◀
・接着芯の裁断 ◀
・底板カット
・持ち手補強パーツカット
・接着芯貼り ◀
・内ポケット縫い
・内袋縫い
・外ポケット装飾
・外ポケット組み立て
・持ち手縫い ◀
・バッグ本体組み立て
・底板・底鋲取り付け
・ショルダーストラップ取り付け
・口金接着 ◀◀
まあ、ざっくりあげるとこんな感じでしょうか。
「こんなに?」と驚かれるでしょうか。
ものづくりをされる方には「そうそう、そうなんだよね〜」と思っていただけるかも。
中でも大変なのは◀の部分。
とにかく時間がかかります(笑)
そして、最後の作業の◀◀。
これを失敗すると、それまでの作業が全てパーになるという恐ろしさ(・∀・)
ええ。。つい先日もやってしまいましたよ。。
仕方ないです、自分のミスなんで。。(ヽ´ω`)
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・・・あ、話が逸れました(笑)
時間が掛かる工程の中のひとつでもある『持ち手縫い』は、バッグひとつ仕上げるのに4カ所ほど縫う必要があります。
バッグひとつ分を縫うのに約1時間必要なので、バッグを10個作れば持ち手縫いだけで10時間。
最初は快調なんだけど、どんどんペースも落ちて来るしね。。
箱根の峠のように難所なんですよ。。(笑)
↓持ち手を縫い付ける前の山。
↓持ち手を縫い付けた後の山。
写真からも溢れ出る清々しさ!(いや、わからんて笑)
肩こりもひどいし、手へのダメージもなかなか大きい。
何より他の商品を作ることに時間が割けない。
もっといろんなものを作って見てもらいたい。。
手作業に使える時間を増やさねば。。
・・・ということで、何とか持ち手縫いの作業をミシンで・・・とチャレンジしています。
結構いい感じかなーと思っています。
数年前にもチャレンジしてみたことがあるんですが、正直当時は「こりゃダメだ」でした(笑)
数年の間に技量が上がったのかもしれない。。ということで、近いうちに切り替えようと思っています。
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【違う持ち手のがま口バッグ】
こちらは上のものとは別商品。
新しく『取り外しできる持ち手』を使ったバッグを検討しています。
持ち手は合皮(合成皮革)になります。
最近は『フェイクレザー』とも呼ばれていますね。
びっくりなことに、見た目はほぼ本皮なんですよねー。
質感などもとてもよく再現されています。
数年前は「見れば合皮だとすぐわかる」ものだっただけに、品質の向上ってすごいなぁと感心するばかりです。
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合皮といえば、以前バッグの持ち手に採用した時に劣化の心配をされる声がいくつか届きました。
確かに合皮は数年で表面の剥がれなどの劣化(加水分解)が起きてしまうこともある素材ですが、直射日光を避けて保管するなど、ある程度気をつければ『水濡れに強い(シミになりません)』『軽い』など利点も多い素材です。
合皮についてはこちらのブログ記事にもまとめていますので参考になさってくださいね。
合皮(合成皮革)についてのお話
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また、今回は『取り外しができる持ち手』ですので、万が一ダメになってしまっても新しいものと取り替えることができるので安心してお使いいただけるかと思います。
バッグ本体側のパーツは本皮です。
持ち手を交換することで長い期間バッグをご利用いただくことができます。
こちらの持ち手は、一部の商品でのみ採用する予定です。
近々お披露目できたらと思っています。
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今日のゆず店長
圧を感じる視線。。(笑)
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今日も読んでくださってありがとうございます!
フレンチアンティークスタイルなバッグ Orange Pekoe(オレンジペコ)でした♪
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